「旗韻を家系に伝え 共に優雅に魅せる――2025瀋陽チャイナドレス文化シーズン親子ファッション披露始動式典」が瀋陽で雅やかに開幕した。100組の華やかに装った家族が一堂に集い、伝統と現代が融合する雰囲気の中、チャイナドレスの多彩な魅力を共に表現した。

　式典は古風な「知恵開きの朱砂点て」儀式で幕を開け。この一筆の赤は知性の啓発を象徴するとともに、子供たちの心に文化的アイデンティティの種を深く植え付けた。全国モデルコンテスト優勝者であり遼寧省老幹部大学モデルアート団の講師が参加家族に向けチャイナドレス文化講座を実施。特に着用時の歩き方、座り方、所作など、美しい立ち居振る舞いが丁寧に紹介し、観客に瀋陽の都市文化シンボルとしての深い歴史と現代的な魅力を強く印象付けた。

　会場は詩情あふれる演出に包まれ、和傘が優雅に揺れ、団扇がほのかにのぞいた。色とりどりのチャイナドレスを纏った母親たちは東洋女性の上品さを存分に示し、子供たちはピンと張った中山服あるいは新式国服を着用し、颯爽たる気概を放った。各家族が順番にステージでファッションを披露し、親子で共演する美しい瞬間が数多く刻まれた。

　会場には「無形文化遺産市」も特設され、指先が翻る中で彩色の糸が布地に精緻な文様を紡ぎ、精巧な布ボタンが徐々に形作られた。親子連れは机を囲み、伝統工芸に没頭して試行を重ねた。

　本イベントは情景化・体験型・世代を超えた参加形態を通じ、チャイナドレス文化の遺伝子を現代家庭生活に融合。子供たちの心に文化自信の種を静かに蒔き、瀋陽「チャイナドレス発祥の地」というブランドをさらに輝かせ、都市の観光の新たな熱潮に「家族」の力を注ぎ込んだ。