入国観光の人気が最も上昇した都市ランキングで大連が全国3位に
ソース: 愛遼寧
2025-12-24

 2026年の旧正月(春節)、中国は「史上最長」となる9連休を迎え、世界的に「中国で春節を過ごそう」というブームが巻き起こっている。遼寧省の海辺のロマンチックな都市・大連は、外国人観光客の間で人気の「訪れるべきスポット」となっている。

 旅行プラットフォーム「Qunar(去哪儿)」のデータによると、2026年の春節期間中、中国以外のパスポートを使用した国内線航空券の予約数は前年同期比で7割も急増。入国観光の人気が最も上昇した都市ランキングでは、大連が2.4倍の増加率で全国第3位に躍進し、ますます多くの国際的な人々が北方の春節の雰囲気を味わおうと訪れている。

 観光客の出身地域を見ると、アジアとオセアニア諸国からの訪問者が依然として主力を占めており、韓国、シンガポール、オーストラリア、ベトナム、タイが入国観光客のパスポート発行国トップ5を占めた。さらに驚くべきは、遠くヨーロッパ、アフリカ、北米からも多くの観光客が海を越えて訪れており、中でもスペイン人観光客の国内線航空券予約数は8倍に急増、イタリアは4倍以上、南アフリカやカナダなどもいずれも2倍以上の伸びを示した。これらの遠方からの観光客は、南方の温暖な都市だけでなく、次第に旅程を東北地方にも向けるようになり、遼寧省の雪景色と海辺の風情の中で、一味違う中国の春節を体験している。

 一方で、遼寧省の人の海外旅行も、より遠くへ、より巧みに行くようになっている。9連休を前に、多くの旅行者が「旅程を分ける」ことを選択し、旧正月前と旧正月期間中の2つの出国ピークを形成している。賢く旅行を計画する遼寧人は「有給休暇を駆使して早めに出発」することを得意とし、旧暦12月29日(大晦日の前日)に出発し、旧暦1月4日に帰国する「遅めに出発し早めに帰る」パターンを選ぶことで、コストパフォーマンスの高い旅行を楽しんでいる。人気の海外旅行先としては、ビザ取得が容易でコストパフォーマンスの高いタイ、韓国、マレーシアが好まれている。また、多くの人々が北へ向かってノルウェーでオーロラを追い求めたり、南へ飛んでニュージーランドで真夏を体験したりしており、両地域のホテル予約数はそれぞれ1.5倍、2倍増加している。