中国鉄路瀋陽局集団有限公司が運行する今冬初の雪氷観光専用列車「Y571/4/1」は、12月23日19時49分に瀋陽駅から汽笛を鳴らして出発し、満員の観光客を乗せて吉林の雪氷秘境へ向かい、8日間7泊の北国雪氷文化観光新体験の幕を開けた。

今回の専用列車の旅程は「東の雪、西の氷」をテーマに設計されている。観光客はまず長白山に向かい、北斜面にある天池の神聖な雪景色を堪能し、朝鮮族の民俗文化を体験。その後「中国雪郷」に足を踏み入れ、童話のような樹氷の雪原と賑やかな雪氷民俗活動を体感する。最後は査干湖に到着し、千年の伝統を守る冬の漁の奇観を目の当たりにし、「氷湖に魚が躍る」という無形文化遺産の魅力を体験する。このルートにはさらに瀋陽故宮、ハルビン中央大街、氷雪大世界などの象徴的スポットも含まれており、東北地方の冬の自然と人文的魅力をパノラマ的に展示している。

旅の快適性を高めるため、車内にはホテル式のダブルベッドルームとツインルームが革新的に設置され、一部の個室には専用バスルームも備えられている。全車両が寝台車(軟臥)仕様で、プライバシーと快適性が向上。さらに、多機能車両にはエンターテインメント音響設備やボードゲームなどが整えられ、複数人用のソファ席は会議と娯楽の両機能を兼ね備えており、「夜は移動、昼は観光」という旅程を充実かつ快適なものにしている。
