このほど、日本の青年代表団31人が遼寧省を訪れ、瀋陽市と撫順市で一連の視察・交流活動を行った。
今回の訪問は、中国人民抗日戦争・世界反ファシズム戦争勝利81周年、東京裁判開廷80周年という節目の年に行われた。代表団のメンバーは、歴史と真摯に向き合い、平和への切なる願いを胸に、重い歴史の記憶が刻まれた遼寧の地を訪れた。
遼寧省滞在中、代表団は北大営旧址陳列館、瀋陽「九・一八」歴史博物館、瀋陽日本人戦犯裁判法廷跡展示館、撫順平頂山惨案遺跡記念館、撫順戦犯管理所跡陳列館、西露天鉱旧跡など、重要な歴史関連施設を相次いで訪問した。日本の青年たちは歴史の現場に実際に足を運び、史実に関する資料を丹念に読みながら、近代における日本の中国侵略の歴史について多角的に学び、戦争がもたらした甚大な被害と深い傷について理解を深めた。
代表団のメンバーである和光大学の加藤純さんは、見学後、「このような痛ましい悲劇を、決して繰り返してはならない。日本人として、私たちは先人が他国の人々に対して犯した罪と向き合い、歴史を真摯に受け止め、平和への道をしっかりと歩んでいかなければならない」と語った。
代表団はまた、瀋陽「九・一八」歴史博物館で行われた「歴史を心に刻み、ともに平和を築く」中日青年平和署名活動にも参加した。中国医科大学の学生代表とともに、平和への願いを込めた長巻に一人ひとりが署名し、歴史を深く心に刻み、平和を大切にする思いを表した。
代表団メンバーで奈良県宇陀市職員の新宅秋奈さんは、感想として「今回の訪問は、平和について自分自身の考えを改めて整理する貴重な経験となった。これからも平和な未来のために努力を続けていきたい。その道には困難や障害もあると思うが、一人ひとりが少しずつ努力を積み重ねていけば、世界はきっとより良い方向へ進んでいくと信じている」と記した。