
このほど、鞍鋼が生産した高炉スラグ微粉末5万トンを積んだ専用貨物船が米国に向けて出航した。鞍鋼の高炉スラグ微粉末の米国輸出は8年連続で、今回が20回目となる。
高炉スラグ微粉末は、高炉で発生する水砕スラグを原料として製造される環境配慮型の建設材料である。その製造自体が、製鉄工程で発生する副産物の資源としての再利用につながっている。また、建設材料としてセメント原料の一部を代替することで、天然資源の採掘量を抑えるとともに、製造工程におけるエネルギー消費や汚染物質の排出を削減できる。現在、セメント製造で広く利用されている環境負荷の低い低炭素型材料である。
現在、鞍鋼の高炉スラグ微粉末は、優れた品質と安定した性能によって高い評価を得ており、同社を代表する製品の一つとなっている。米国、韓国、シンガポールなど世界各地に輸出され、シンガポール・チャンギ国際空港や香港・珠海・マカオ大橋をはじめ、地下鉄、高速鉄道など国内外の大型インフラ事業に幅広く採用されている。