日系ソフト包装企業が中国市場開拓のために団結
2024-11-08

 2024年第二回「大連G4サミット」が遼寧省大連市で開催された。本サミットには、中国および世界の多くの国から、大型食品、ペット食品、医薬品、乳製品、プレハブ料理生産企業、さらに大手ソフト包装企業から260人以上の代表者が参加し、4社の主催企業は、産業チェーンの上下流を深く結びつけながら、中国市場を共同で開拓するという。

 近年、大連オートマ工業、大連戸谷技研、東洋紡、三井化学などを代表とする日系企業は、高性能水性印刷、デジタル印刷、新材料製造などの分野で継続的に革新を続けており、そのソフト包装機器および材料は中国で多くの顧客にサービスを提供している。

 大連オートマ工業株式会社は、日本の技術を導入し、食品および医薬品の包装フィルム加工機器の製造を行う日中合資企業である。本サミットの提唱者の一人である同社の田大勇社長は、中国の食品産業の継続的な変革とアップグレードは、日本の高級技術に新たな応用シーンを開拓していると述べた。

 中国の北東部の最南端に位置する海辺の都市大連は、堅実な工業基盤を持ち、地元の豊富な海産物や農牧製品は食品ソフト包装業界の急成長を促している。このサミットに参加したパークラフト(大連)包装技術有限公司も大連の一つの日系企業で、食品、医薬品、日用洗浄用品の自動包装機の開発を行っている。同社の副総経理魏猛は、中国の食品産業がスマート化、デジタル化へと変革している中で、世界の高級機器、技術、材料がここで機会を見出すことができると述べた。