瀋陽東陵公園、別名「清福陵」は、清の太祖ヌルハチと孝慈高皇后イェヘナラ氏の陵墓である。この古くて荘厳な土地は、前方に渾河が流れ、背後に天柱山がそびえ、まるで絵画のような美しい風景が広がっている。2025年の正月、静かに降り積もった大雪は、清福陵を銀世界に包み込み、一年の中で最も純粋で神秘的な瞬間を演出した。
清福陵は後金天聰3年(1629年)に建立され、大清王朝の開国君主ヌルハチとその皇后が眠る地である。陵園の面積は54万平方メートルで、現存する古建築は32棟(組)ある。その建築配置は地形に合わせて造られ、前方は低く、後方は高く、南北に細長い形状をしている。古建築は神道を中軸線として対称的に配置されている。石牌坊、正紅門、神道などの導線となる建築物が、人々を陵園の核心部である「方城」へと導き、その中には隆恩殿、宝城、宝頂がある。方城は城塞のような形で、隆恩殿などの主要建築を中央に囲んでおり、明清時代の皇陵の中でも特徴的な形式となっている。
清福陵の建築様式は、明代の皇陵の規制を継承しつつも、大清王朝初期の素朴で古風な雰囲気が漂っている。山の傾斜に合わせて設計された108段の階段は独創的で、福陵建築群の中でも特に目を引く存在である。2004年、清福陵を含む「盛京三陵」は世界文化遺産に登録され、中華文化の重要な象徴となった。
雪に覆われたこの古建築群の中を歩くと、一歩一歩が歴史の響きを感じさせる。大雪は清福陵に詩情を添え、その静寂と美しさは、冬の寒さの中でも人々の心に安らぎを与えてくれる。