「蘭の名のもとに 春の花の宴へ」
2025-05-13

 このほど、第3回遼寧省蘭展覧会及び第5回大連市蘭展覧会が大連で開催された。日本をはじめ国内外の「蘭愛好家」が100鉢以上の精選された蘭を持ち寄り、大連美術館に集まった。

 本展で展示された蘭は、すべて国内外の愛好家によって丹精込めて育てられ、自発的に大連まで運ばれたものである。各地の蘭愛好家同士の活発に交流と協力をすることで、中国伝統の蘭文化がさらに継承され、発展を続けておる。

 蘭の栽培は江蘇省や浙江省で盛んで、主な品種には蕙蘭(えいらん)、春蘭(しゅんらん)、建蘭(けんらん)、寒蘭(かんらん)、墨蘭(ぼくらん)などがある。江蘇省では蕙蘭が、浙江省では春蘭が主流だ。近年、大連の蘭栽培者は北方での蘭栽培における多くの技術的課題を克服し、「南方の蘭を北方で育てる」取り組みで豊かな成果を挙げている。

 これまでに大連では、遼寧省蘭展を3回、大連蘭展を5回連続して成功裏に開催しており、蘭展は大連の愛好家が国内外の業界関係者と交流し、成果を披露するための重要なプラットフォームとなっている。