千年の国宝が町に火を点ける
ソース: 愛遼寧
2025-06-18

 夜明けの光が差すと、義県の空に麗しい霞が広がる。陽光が奉国寺の中軸線上に並ぶ古建築群に降り注ぎ、反り上がった軒先の斗拱(ときょう)や彫刻を施した梁柱に金の縁取りを施している。古びた煉瓦と木造構造が互いに映え、千年を経てなお人々を圧倒する重厚感を示している。寺内に遺る遼時代の木造建築の珍宝やその他の収蔵品は、常に数多くの観光客と研究者を惹きつけてきた。