三十六年の歴史を誇る「佳能杯」、青春のハーモニーが日中をつなぐ
ソース:
2025-07-25

 このほど、大連市人民対外友好協会とキヤノン株式会社、キヤノン(中国)有限公司、キヤノン大連事務機有限公司が共同で主催する第36回「佳能杯」日本語スピーチコンテスト決勝が成功裏に開催された。

 1990年の開始以来、「佳能杯」は36回連続で開催され、毎年多くの日本語学習者が積極的に参加している。この大会は、大連市における中日民間文化交流を象徴するイベントとして定着し、大連市の優秀な複合型日本語人材の育成・選抜に重要な役割を果たしている。

 大連市の中日文化交流を代表するブランド事業として、「佳能杯」は単なる語学競技の舞台ではなく、中日相互理解を深める重要な絆ともなっている。今年は、さらに競技の対象を遼寧省内6都市の27校に拡大し、延べ約15,000人の学生が参加するなど、規模と水準が年々に向上を続けている。

 選手たちは「不足を克服するための努力」「中日交流への貢献」「大連の魅力発信」をテーマにスピーチを展開し、伝統文化への深い解釈や、科学技術と人文の融合に対する先見的な考察を披露した。

 決勝会場は熱気に包まれ、選手たちの正確な発音、流暢な表現、独自の視点が、大連の若者の優れた日本語運用能力と異文化理解力を存分に示していた。