中国人民対外友好協会の招きに応じて9月12日から14日にかけて、日本中国友好協会の安藤公一副理事長(常務理事)が団長を務める日本の青年代表団一行100人が遼寧省瀋陽市を訪問し、友好交流を行った。

今回の訪中で代表団は同市の「九・一八」歴史博物館を見学し、戦争の歴史への理解を深めた。また中国工業博物館と紅梅文創園を訪れた際には、瀋陽の古い工業拠点のトランスフォーメーションと高度化の生き生きとした実践例を至近距離から見学。また市内の「老北市伝統マーケット」では、特色ある軽食を味わい、民俗行事を体験した。

安藤団長は、「歴史を銘記してはじめて平和を守ることができる。日中両国の長期的な友好関係と理解促進のために、さらには世界の平和と発展を共に推進するためには、若い世代の歴史教育と民間交流が不可欠だ。今後、日本中国友好協会は中国の各界と共にさまざまな交流事業を引き続き着実に推進し、日中の友好を次の世代へ伝えていきたい」とした。

学生代表の宮内心優稀さんは、「今回の訪問を通じて、日本の青年代表は中国の悠久の歴史と多様な文化をしっかりと感じ取り、中国の先進的で高い効率の技術力を自ら体験し、歴史に対する思考もより深めることができた。日本に帰ったら、今回の訪中の経験や感想を友人や家族に伝えるとともに、これからの学習や交流の中に生かし、日中の相互理解の架け橋になるよう努力したい」とした。