日本から遼寧へ:ピッチでは競い合い、ピッチ外で心を通わせる
ソース: 愛遼寧
2026-04-23

 一人の日本人の少年がいる。小学4年生からサッカーを始め、大学までボールを追い続けた。プロの選手にはなれなかった。しかし、サッカーを通じて、中国により一層近づいた。

 彼の名前は光光(グアングアン)。遼寧大学に留学している。彼は言う。日本の学校では、午後3時に授業が終わればグラウンドへ向かい、週末もサッカーに明け暮れる。サッカーは部活動であり、日常の一部だ。ところが中国に来て驚いた。こちらの子どもたちは学業の負担が大きく、サッカーをする時間は多くない。しかし、ファンの熱意には心底驚かされた——2部リーグでさえスタンドは満員になり、シャツを脱いで叫ぶ人もいる。SNSでの縁がオフラインにつながり、わざわざ微信(WeChat)の友達追加をして「一緒に試合を見よう」と誘ってくる人もいる。

 日本人選手の邦本宜裕が中国リーグでキャプテンを務めているのを知り、光光が遼寧鉄人チームを注目するきっかけとなった。それによって、多くの日本人も中国サッカーや遼寧・瀋陽に新たな関心を持つようになった。彼は改めて感じる。サッカーがきっかけで、多くの人が互いの国に好奇心を抱くようになったのだと。

 彼は瀋陽の地元サッカーチームにも加入した。チームメイトには中国人もいれば、日本人もいる。試合前はおとなしかった仲間たちも、ピッチに入れば全力でぶつかり合い、時にはボールの奪い合いで口論になり、競い合うこともある。しかし、真剣に向き合うたびに関係はどんどん近くなり、本当に地元の人々と打ち解け、一つになっていった。

 一人の留学生がピッチサイドで見た日常——文化の違い、愛し方の違い、そして人と人との最もストレートな善意。ピッチの上では、言葉はいらない。友情は自然に芽生えるのだ。

 光光は言う。「サッカーをきっかけに、中国と日本がもっと近くなれたら、本当に素敵だと思います」

 これこそが、おそらくスポーツの最も素朴な意味なのだろう。勝ち負けを決めるためではなく、私たちが互いに近づくためのきっかけを与えてくれるということ。